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節分-季節の変わり目に邪気(鬼)が生じ、それを追い払うための悪霊ばらいの行事

近年共同体(地縁・血縁等)で行う季節の変わり目の伝統的・因習的事柄(年中行事)を、煩わしさから疎かにしがちである、故に共同体に全く面識無い人間が紛れ、地縁・血縁途が絶え、共同体が緩やかに喪失していく…そこには最近起こる時事問題の邪鬼(一因)が潜んでいるのではないだろうか?

以前は年中行事を共同体で行い、定期的にお互い確認(邪気払い)する事ができた。伝統的事柄を見直し現代的に改善する事で、現代が必要とする適切な共同体が生まれる。形骸化し空疎となった伝統的事柄が時代と共にあらたな意味を持つ。

共同体を受け入れる器として、建築においても、居間/上・下座敷/床の間/縁側/縁台/たたき/飛び石/手水等、伝統(因習)的要素を、改めて見直す試みが再度行われても良いかもしれない。